「ヘリオトロープ」 (3月19日)


バニラのような甘い香りの香水ヘリオトロープは同じ名の花が原料になっていま すが、最近は合成で作られるようですね。

鑑賞用として栽培されるヘリオトロープはニオイムラサキ(匂紫)とも呼ばれ、 原種のヘリオトロープ(キダチルリソウ:木立瑠璃草)の改良種です。
原種より 全体にやや大柄で、匂いも少し違って清楚な感じがし、むしろスイセンに近いよ うな気がします。

ヘリオトロープとは太陽(helios)+回る(trepo)とういうギリシア語からきて いるのだそうですが、なんかヒマワリにつけた方がいいような名ですね(^_^)。

春に花の咲いている鉢を求めると、夏に一旦花が終わり、秋の初めにまた開花しま す。
11月以降は室内に入れ、最低気温を10℃ぐらいに保つと来春また開花します。
冬を越した花の方が香りが高いようです。


ヘリオトロープ【heliotrope】
Heliotropium corymbosum ムラサキ科キダチルリソウ属

群馬県前橋市「敷島公園バラ園」にて Photo by S.Aoki

和名ニオイムラサキ【匂紫】。

ペルー原産の多年草。

高さ40〜50cm 、対生する葉は長さ 6cm ぐらいの長楕円 形で表面の皺が目立つ。

花は菫色か淡紫色で早春に開き、後に白くなる。

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