「ニリンソウ」 (4月 3日)


野草愛好家からうらやましがられるのですが、我が家の庭にはニリンソウの小群 落があります。カタクリと同じく春植物ですが、そろそろ花が見えはじめました。
一本の茎から 2輪ずつの花が咲くのでニリンソウと呼ばれるのですが、2輪が同 時に咲くのではなく、1輪ずつ少し間を置いて開きます。稀に 1輪だけのもの、 或いは 3輪咲くものを見ることがあります。
よく似た草で、1輪ずつ咲くイチリンソウというのもありまが、花がやや大きい こと、葉の切れ込みが深いこと、などでニリンソウと区別することができます。

どちらも鑑賞用の草花アネモネの仲間です。


ニリンソウ【二輪草】
Anemone flaccida キンポウゲ科イチリンソウ属

千葉県大原町で(1985年 4月)Photo by K.Iozawa


樹林下に生える多年草。高さは15〜25cm 。
根生葉には長い柄があり、葉身 は心臓形で深く 3裂し、各裂片にも深い切れ込みがあって、表面には白い斑 点がある。
茎の頂きに 3枚の輪生した包葉を開き、この間から普通 2本の 花梗を伸ばし、先端に直径1.5〜 2cm の白い 5弁花を開く。
花期は 4〜 5月。

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