「スズメノエンドウ」 (4月5日)


続いてスズメノエンドウです。これもよく知られた野草で、花期はカラス…より 少し遅いのですが、日当たりのよいところではもう花を見掛けます。

カラスと同じくスズメを冠した植物名をひろってみたら、16種ありました。
でも スズメの方は「小さい」という意味を持たせた場合が多く、対象とする栽培種が ないものもたくさんあります。
スズメノカタビラ、スズメノオゴケ、スズメノヤ リなど。


スズメノエンドウ【雀野豌豆】
Vicia hisuta マメ科ソラマメ属

千葉県大原町で(1989年 5月)Photo by K.Iozawa


道端や原野に生える 1、2年草で、カラスノエンドウより全体に小型で、草丈 は30〜40cm ぐらい。
葉は羽状複葉で小葉は 6〜8対、先端に先が 3裂した巻き 髭があり、これで他物にからみつく。
小葉は対生し線状長楕円形で長さ 1cm ぐらい、葉の先は平かまたはやや凹んでる。

春、葉腋から細い花柄を出し、先端に白紫色の蝶形花が 3〜 7個つく。
花の 大きさは長さ 3〜4mm 。
実の莢は長さ 8mm ぐらいで表面に毛が多く、中には 普通 2個の豆が入っている。

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