「マーガレット」 (4月11日)


マーガレットなんて今時あまり珍重されない草花ですが、私は春に咲くキクの中 ではマーガレットの上品なスタイルが好きです。
黄色やピンクの花、八重咲きの花もありますが、マーガレットはやはり純白の一 重がいいですね。

野菜のシュンギクの近縁ですが、古株が木質化するところから、モクシュンギク (木春菊)の和名を持っています。

植えっぱなしでも結構毎年咲いてくれますが、形のよい株に育てるには毎年4月 ごろ挿し芽をして秋に定植すると、暖地では年内から早春に開花します。
低温の 地域では冬の間霜除けをしてやると春早くから咲きだします。


マーガレット【marguerite】
Chrysanthemum frutescens キク科キク属

千葉県船橋市にて (1999年 5月) Photo by K.Hoshino


カナリー諸島原産でヨーロッパで改良され、日本には明治の末に渡来した鑑 賞用多年草。

高さは30〜100cm 、よく枝分かれして全草無毛。
葉は互生し、 やや肉厚で深い切れ込みがある。

春から夏にかけ、茎の頂きに直径 5cm ほど の頭花をつける。
周囲の舌状花は普通純白で一列、中央の管状花は黄色。

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