「ツルニチニチソウ」 (4月12日)


ツルニチニチソウは夏の花とされていますが、暖地では春から夏にかけて長い期 間咲き続けます。
我が家の庭にもそろそろ青紫色の花が目立つようになってきま した。
丈夫な多年草でどんどん蔓を伸ばして広がり、地面を蔽うように増えます。

蔓にならないニチニチソウ(ニチニチカ【日日花】)という花もあります。
むし ろこの方がよく知られているかも知れませんが、これは Catharanthus roseus と いうもので属が違い、この方は夏にならないと咲きません。

ニチニチソウももとはツルニチニチソウと同じ Vinca 属に分類されていたので、 園芸名としてビンカの名を使うこともあるようです。


ツルニチニチソウ【蔓日日草】
Vinca major  キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属

千葉県大原町で(1995年 4月)Photo by K.Iozawa


地中海沿岸地方原産の蔓性多年草で、園芸用に栽培されるが野性もみられる。

蔓は多少木質を帯びて固く、横に地を這い、または斜面に垂れ下がる。
葉は卵円形で光沢のある濃緑色で対生。
花の着く枝は直立して分岐し、春か ら夏にかけてその先端近くの葉腋から花柄をを出して淡青紫色の花を咲かせ る。

花冠は筒形で先は 5裂し、水平に開く。

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