「ヒイラギナンテン」 (4月14日)


近くの神社へお花見にいったら、植え込みにヒイラギナンテンが匂っていました。

3月から4月にかけて、ほかの花々が賑やかに咲くころ一緒に咲くので、あまり 目立たずに気の毒な存在ですが、とても清楚なよい香りがします。
花の黄色がも う少し鮮やかだったら目立つのでしょうに。

葉に鋭い刺があるのでヒイラギの名がついているのでしょうが、本家のヒイラギ は老樹になると刺がなくなるのに、ナンテンの方はいつまでも刺があります。

江戸時代から岩城い栽培されていたようですが、最近ひとまわり大型のシナヒイ ラギナンテンという園芸品種がでて、公園の植え込みなどにはこの方が多いよう です。

英名は Jpnanese Mahonian。


ヒイラギナンテン【柊南天】
Mahonia japonica メギ科ヒイラギナンテン属

東京都清澄庭園で(1982年 3月)Photo by K.Iozawa


中国南部、台湾原産の常緑低木で、庭木として植えられている。
幹は直立し てまばらに分岐し、コルク質の粗い樹皮に覆われる。
葉は枝の先から傘状に 拡がり、奇数偶数複葉で小葉は5〜8対あり、卵状披針形で縁に大きな鋭い 鋸歯がある。

春、葉の中心から数本の花軸を出し、下向きに総状に垂れ下が って柄のある黄色の小花をつける。
果実は夏に黒く熟し、表面は白い粉をふ いたようになる。

昨日 戻る 明日