「ユリノキ」 (4月15日)


新聞にユリノキの花を見にいって感激したという話が載っていました。そろそろ 咲きはじめる季節ですね。

東京では迎賓館前の並木や新宿御苑の芝生の中央に聳 える巨大な独立樹がよく知られています。
私は深川に住んでいたので、清澄公園 のユリノキの印象が鮮明に残っていますが、最近街路樹としてあちこちに植えら れるようになりました。
花弁が黄緑色で目立たないのですが、春にチューリップ のような形の大きな花を開く、端正な姿の落葉樹です。

葉先が平たく、ちょうど半纏のような形をしているところから、ハンテンボクの 名もあり、花のかたちからチューリップツリーとも呼ばれています。


ユリノキ【百合樹】
Liriodendron tulipifera モクレン科ユリノキ属

京都市・京大農園部にて(1998年5月) O.Kajimoto

北アメリカ原産の落葉高木で、日本には明治初期に渡来、公園や街路に植え られるようになった。

高さは普通10〜20m になり、樹皮は黒褐色で縦に 割れ目ができる。
互生する葉は長さ10〜15cm で先の平たい独特の形をし ている。
4〜6月、直径6cm ほどのチューリップ形の黄緑色の花を枝先に1 個開く。

萼片3、花弁6、おしべ多数。

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