「ドウダンツヅジ」 (4月18日)


人家の垣根や公園の植え込みにドウダンツツジの可愛らしい花が目につきます。

葉が開くのと同時に一斉に開花する、小さい釣り鐘のような花は目を楽しませて くれる眺めで、「満天星」という文字が当てられているのも納得できます。

ドウダンはトウダイが訛ったものとされていますが、この灯台は岬に立つ標識灯 の灯台ではなく、細い棒を三叉に組んでその上に灯明皿を置いた灯火のことです。
枝の先が三叉にわかれているところからトウダイツツジと言われたものがのちに ドウダンツツジに訛ったのだとのこと(大言海)。
単にドウダンともいいますが、秋の紅葉も見事です。

花の真っ赤なベニドウダン、花に紅色の筋がつくサラサドウダンなどの種類もあ ります。


ドウダンツツジ【灯台躑躅、満天星】
Enkianthus perulatus ツツジ科ドウダンツツジ属


本州中部以西の山地に自生し、または鑑賞用に各地に栽培される落葉低木。

よく枝分かれして高さは1〜3m ぐらいになる。
枝先に長さ2〜4cm の倒披 針形の葉が集まって互生し、葉の開くのと同時に柄のある白い壺形の花が数 個ずつ下向きに咲く。花の大きさは長さ7〜8mm 。

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