「シャガ」 (4月22日)


我が家の裏の空き地にシャガが群生しています。そろそろ花が目立ってきました。
初めは我が家の庭にあったものですが、あまりに増えるので抜き取っては隣の杉 林に捨て(?)たものが根づいて、今や一面のシャガ群生地になろうとしていま す。二階から見下ろすのにちょうどいいお花畑になるでしょう(^_^)。

アヤメやハナショウブ、あるいは栽培種のアイリス類に追われてあまり目立たな い存在ですが、よくみるとなかなか繊細な花で、捨てがたい風情があります。
昔中国から入ってきて野生化したものとされていますが、冬でも緑の葉が残り、 地下茎を延ばしてどんどん増える強靱な草です。

花は朝開いて夕方しぼむ一日花です。
よく似た草にヒメシャガ:Iris gracilipes があります。ひとまわり小型で華奢 な姿ですが、この方は冬になると枯れます。


シャガ【射干・著莪】
Iris japonica アヤメ科アヤメ属

千葉県大原町で(1995年 5月)Photo by K.Iozawa


薄暗い林の下などに生える常緑多年草。
全体の高さは50〜70cm になり、 葉は長さ30〜60cm 巾2〜3cm でやや厚く、光沢がある。

4〜5月に細い花茎が延び、先が5〜6本に分岐して各枝先に直径5〜6cm の白紫の花を開く。
花被は6枚で外花被(巾の広い方)3枚には中央に黄色 のとさか状の突起物があり、紫色の斑点がある。

昨日 戻る 明日