「シバザクラ」 (4月23日)


ピンクのカーペットを敷いたように、一面小さい花で覆われるシバザクラは、ハ ナツメクサまたはモス・フロックスとも呼ばれています。

北アメリカの植物ですが、冬の寒さと乾燥に強いので日本の気候にも合い、作り やすい園芸植物です。
地面に這わせるのがオーソドックスな作り方ですが、石垣 に垂れ下げたり、こじんまりと鉢植えにするのも楽しめますね。

高温多湿が苦手で、古い株は夏に枯れるので、3〜4年毎に秋のさし芽や株分け で更新します。

フロックスの仲間はキキョウナデシコやホシザキフロックスのように4〜50cm になる草本ですが、このシバザクラだけは丈が伸びずに地を這います。
花のない 時期は大型の苔とも見えるのでモス(苔)フロックスという名があるのでしょう。


シバザクラ【芝桜】
Phlox subulata ハナシノブ科フロックス属

千葉県大原町で(1996年 5月)Photo by K.Iozawa


北米原産の多年草。

茎は地表を這って拡がり、対生する葉は細く尖って艶が ある。
春直径1.5cm ほどの5弁花を多数咲かせ、一面花で覆われたように なる。

花の色はピンクが多く、他に白、紫など。

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