「シラン」 (5月13日) |
春の庭先でおなじみのシラン、丈夫なランなのでよく増えますが、ちょっと見飽 きた感じがしないでもないですね。 この辺ではどこの家にも植えてあって、増え すぎて困る根をわけてあげようと思っても、大抵は「うちにもあるから…」と断 られてしまいます。 地下にやや偏平な球根(球茎)が数個連なっていますが、この根は止血剤などの 薬用として使われ(白及根)、また細工物の接着剤ともなるそうです。
ちょっと球根の話をしましょう。
シラン【紫蘭】 Bletilla striata ラン科シラン属 | |||||||||||
東京都立薬用植物園にて(1998年 5月) Photo by K.Hatano |
西日本の草原に自生し、観賞用に各地で栽培される多年草。 地下の球茎
はやや偏平な球状で白色、数個連なる。 花茎は30〜60cmになり、5月頃紅紫色の花を数
個つける。 |