「バ ラ」 (5月17日)


クレオパトラがこよなくバラを愛したということは有名ですし、ナポレオンの妻 ジョセフィーヌ、暴君ネロ、悲劇の王妃マリー・アントワネット、薔薇の詩人リ ルケなど、バラはさまざまに歴史を彩ってきました。
美や純潔の象徴としても、 古の名画によく描かれています。

寒い日が続くので開花の遅れていたバラがやっと開きはじめました。
うちには15本ほどのバラがありますが、満開の時期になると、赤、黄、ピンク、 白、オレンジなど、さまざまな色が咲き乱れます。
しかし、ローズ(rose)はケルト(Celt)語で赤を意味するロード(rhodd)に由 来するのだそうですが、何といっても代表は真紅のバラですね。
恋人に捧げるのも「紅い薔薇」が似合うのでは?

バラ属には200近い種があるそうですが、ノイバラなどの野生のバラと区別し て、園芸種のバラを一括して hybrida という種名で表示することがあります。 園芸的にはハイブリット・ティ(一輪咲き)、フロリバンダ(房咲き)、ポリア ンサ(小輪房咲き)、クライミング(蔓性)という区別もあります。


バラ【薔薇】
Rosa hybrida バラ科バラ属

千葉県大原町で (1995年 5月)Photo by K.Iozawa

常緑または落葉低木で、直立または蔓性。

北半球の亜寒帯から熱帯山地まで に広く分布している。
枝には鋭い刺が多く、葉は奇数複葉で小葉は3〜7枚。

春と秋に葉腋から花梗を伸ばし、1花または数花を開く。

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