「エニシダ」 (5月24日)


近くのゴルフ場の土手にエニシダが満開でした。

エニシダはヨーロッパ原産の植物ですが、日本には江戸時代に渡来したと言われ、 生け花材料として栽培されるほか、庭木として植えられてきました。
根がよく張 って土崩れを防ぐので、土手などに植えられているのをよく見かけます。

エニシダの語源はこの植物を指すオランダ語の genesta からきたものであろうと いう説(深津正著「植物和名の語源」:八坂書房)がありますので、オランダ語 の辞書を調べたのですが載っていませんでした(^_^;)。
英名をブルーム(broom : 箒)と言いますが、これはエニシダを箒を作る材料に 使ったからだと思われます。

変種にホオベニエニシダという種類があり、黄色い花弁に緋色のぼかしが入って いてあでやかです。
そのほか花の白いシロエニシダ、全体に小柄なヒメエニシダ などもあります。


エニシダ【金雀枝】
Cytisus scoparius マメ科エニシダ属

高さ1.5〜2m になる落葉低木。

枝は細く緑色で稜がある。
葉は互生し、3 枚の小葉からなる複葉。

5〜6月頃、葉腋から短い柄のある黄色の蝶形花を 1〜2個開く。
豆の莢は熟すと黒くなって捩じれて裂け、多数の豆をこぼす。

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