「シュンギク」 (5月26日)


採り残されたシュンギクが長く延びて、黄色の花が満開です。

冬の間の野菜として重宝されたシュンギクですが、花もなかなかどうして捨てた ものではありません。
色とりどりの花の多いいまの季節、黄色い菊の花はあまり 注目されない存在ですが、水揚げもよいので食卓を飾る一輪挿しに向いています。

ヨーロッパではジュンギクを食べる習慣がなく、畑を荒らす雑草としてむしろ嫌 われる存在だそうですが、中国や東南アジアに渡ってから野菜として栽培される ようになりました。

黄一色の花が普通ですが、蛇の目模様、白花などの品種もあります。


シュンギク【春菊】
Chrysanthemum coronarium var. spatiosum キク科キク属

千葉県大原町で (1996年 5月) Video by K.Iozawa

地中海沿岸原産の1年草。
中国で改良されて野菜として栽培されるようになっ た。

葉は羽状に深く切れ込み、やや肉厚でキク特有の香気がある。
5〜8月に高さ60〜80cmに延びた茎の先端に直径3〜4cmの頭花を開く。

外側1列の舌状花は鮮やかな黄色または淡黄色が普通で、管状花も黄色。

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