「シラー」 (6月8日) |
大阪で開かれた「花博」を機に植物検疫法が改正され、それまで厳しかった球根 の輸入規制が緩和され、球根輸入が急増しました。 シラーというユリ科の花もそ れまではとても珍しい花だったのですが、今は切り花・鉢植え・露地植えと盛ん に栽培されるようになりました。 ツリガネズイセンの名で知られるカンパニュラタ種、花火のような花が咲くペル ヴィアナ種などが有名です。 英語読みではシラーですが、原語の scilla はラテン語で スキラ とよみ、アラビア に分布する植物の名であるそうです。 ツルボという秋咲きの野草がありますが、これは日本に産するスキラ属の植物で、 シラー・ペルヴィアナにはオオツルボという和名もつけられています。
シラー・ペルヴィアナ Scilla peruviana ユリ科ツルボ属 | |
千葉県大多喜町で(1996年 5月)Photo by K.Iozawa |
地中海地域に自生する球根植物。 花茎の長さは20〜50cmで、20〜100 個の花を傘形につける。 春咲きで、日当たりのよい所を好む。 |