「コヒルガオ」 (6月18日)


街道沿いの商店の駐車場で、ヒルガオがひっそり咲いているのを見つけました。

忘れられたような空間で健気に咲いています。誰もみてくれないのに…。
少し可哀そうになって写真を撮りました。

ヒルガオにはヒルガオ・コヒルガオの2種があって、これは葉の形からコヒルガ オのようでした。
コヒルガオをヒルガオと言い、ヒルガオをオオヒルガオと言う 人もいてややこしい話です。
葉の基部が横に大きく張り出しているのがコヒルガ オ、張り出しが少なくて矛のような形をしているのがヒルガオです。
花はよく似 ており、大きさもコヒルガオの方がやや小さい程度で、花を見ただけでは見分け がつきせん。

子どもの頃、ヒルガオの花を摘むと雨になる、とよく言われていたことを思い出 します。


コヒルガオ【小昼顔】
Calystegia hederacea ヒルガオ科ヒルガオ属

千葉県大原町で(1996年 6月)Photo by K.Iozawa

本州・四国・九州の原野や道端に普通に生える蔓性の多年草。

蔓を長く伸ば して他物に絡みつく。
葉は互生して長い柄があって細長く、基部は耳のよう に横に張り出しており、張り出した分には切れ込みがある。

夏、葉腋に花柄を出し、直径3〜4cm の漏斗形の花を開く。
花の色は白か またはやや紅紫色を帯びる。
アサガオと違って結実しないのが普通。

近似種にヒルガオ:Calystegia japonica がある。

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