「タイザンボク」 (6月19日)


タイザンボクの花の写真が撮りたくて狙ってあるいたのですが、どれも花が高く、 葉に隠れたり上を向いていたりで思うように撮れませんでした。

たまたま通りかかった街道筋の、小川を隔てた農家の庭に咲いているのを見掛け、 車を停めて見たら残念ながらちょっと花の最盛期が過ぎているのでした。

たった一輪残っていたのを狙いましたが、レンズは100ミリしか持ってなかっ たし、三脚も持ってなかったし、あまりよい出来ではありませんでした。
もう今年はおしまいでしょう。

タイザンボクは「泰山木」と書くのが普通ですが、昔は「大山木」と書いたらし く、タイサンボクと濁らずに読んだようです。
また、牧野図鑑にはダイサンボク 【大盞木】とあります。
花を大きな盞(サカズキ)に見立てたものでしょうか。

漢名は洋玉蘭、英名は Southern Magnolia または Bull Bay と言います。


タイザンボク【泰山木】
Magnolia grandiflora モクレン科モクレン属

千葉県大原町で(1996年 6月)Photo by K.Iozawa

北アメリカ原産の常緑高木で、日本には明治初期に渡来し各地に庭木として植えられている。
高さは10〜20m 、葉は互生し長さ10〜20cm の長楕円形で表面には艶があり、裏面には毛が密生している。

6月頃、枝先に直径10〜15cm の大型の花を開き、芳香を放つ。

萼片3枚と花弁6枚は同質で、一見9弁花に見える。

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