「テッポウユリ」 (6月22日)


ユリの仲間ではテッポウユリがいち早く咲きだし、いまあちこちの庭に純白の花 が芳香を漂わせています。

テッポウユリは英名をイースターリリー(Easter Lily)といい、復活祭にはなく てはならぬ花とされているのだそうです。
日本でも冠婚葬祭によく使われていま すがもともと南西諸島の原産で、ヨーロッパやアメリカで改良されて多くの品種 が生まれています。
日本でもタカサゴユリとの交配などによって、新しい品種が 作り出されているようです。

学名(種小名)の longiflorum は「長い花」という意味ですが、和名のテッポウ にも「長い筒」の意味があるのでしょうね。

Easter Lily の他に White Trumpet というありふれた名前も持っています。


テッポウユリ【鉄砲百合】
Lilium longiflorum ユリ科ユリ属

千葉県大原町で(1995年 6月)Photo by K.Iozawa

茎は高さ60cm 〜1m に伸びて硬く、長楕円形または披針形の葉を互生す る。
葉の先端は尖り表面に艶があって平行した葉脈が目立つ。

初夏、茎の頂に2〜3個の花を横向きに開く。
花は細長いラッパ形で長さ 15cm ぐらい、内花被3枚と外花被3枚が重なり合っていてともに白色。

花粉は黄色。

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