「アラビアコーヒー」 (6月23日) |
けさの朝日新聞日曜版に沖縄でコーヒーの栽培をしている人の話が出ていました。
赤道を挟んで南緯・北緯25°の間の帯を「コーヒーベルト」と称することは前
からよく聞かされていましたが、沖縄の北緯27°付近はコーヒー栽培の可能な
北限なのだそうです。 私が長くいたインドネシアもコーヒーの産地ですが日常生活においても好まれ、 細かく挽いた粉を熱湯に投入して砂糖とミルクを入れて掻き回し、漉さずに上澄 みを啜る飲み方が普通です。
コーヒーはインドネシア/マレーシア語では kopi(コピ)と言い、kopi musang
(コピムサン)というのが最高級品とされています。
アラビアコーヒー Coffea arabica アカネ科コーヒーノキ属 | |
ホノルル・フォスターガーデンで(1980年 3月)Photo by K.Iozawa |
北アフリカ原産の常緑低木で、世界熱帯各地で栽培されている各種コーヒーの90% はこのアラビカ種が原種であるとされている。 放置すれば高さ6〜8m になるが、普通は2m ぐらいに仕立てる。枝は水平に拡がり先はやや下垂する。 葉は対生して長さ15cm ぐらいの長卵形、暗緑色で表面に光沢がある。 花は筒形で先は4〜5裂して水平に開き、白色で強い芳香がある。 果実は楕円形で濃い赤色から紫色に熟し、中に2個の種子がある。 |