「ソケイノウゼン」 (7月14日)


ノウゼンカツラが咲き出すと、いろいろな熱帯植物を思い出します。

熱帯にはノウゼンカズラ科(BIGNONIASEAE)の植物がたくさんあり、いかにも熱 帯らしい花を咲かせる木が多いのですが、少しそれらをご紹介しましょう。中に は日本で栽培されているものもあります。

オーストラリア原産の蔓性植物、ソケイノウゼンは白い花冠の中心が桃色の美し い花の咲く花木で、よく繁茂するので熱帯や亜熱帯では庭の日陰樹によく植えら れています。

園芸名をエンゼルと言い、日本でも暖地では露地で栽培できます。
葉がナンテン の葉に似るところから、ナンテンソケイという名もあります。

英名は Bower-Plant 。


ソケイノウゼン【素馨凌霄】
Pandrea jasminoides ノウゼンカズラ科ソケイノウゼン属

インドネシア・ボコール植物園で(1975年 7月)Photo by K.Iozawa

常緑蔓性低木。
葉は5〜9枚の奇数複葉でナンテンの葉に似る。

温帯では夏期(熱帯では周年)、先の開いた漏斗状の花を多数つける。
白又 は淡紅色の花冠は直径5cm ぐらいに平に開き5裂する。

中心部は淡紅色で よく目立つ。

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