「トマト」 (7月16日)


熱帯の回想は少し休んで我が家の菜園に目を向けましょう。

南米の原産の蔓性の多年草で、普通に栽培するときは支柱を立てて結束し、高さ も2m ぐらいに仕立てますが、放置すれば地面を這って蔓性を現します。

野菜としては春蒔き夏採りの1年草として扱いますが、現在はハウス栽培で殆ど 1年中出回っています。

もともとペルー、ボリビアなどで栽培されていたものですが、日本には17世紀 の初め頃渡来し、当初はアカナスと言って鑑賞用に栽培されていました。
明治以 後食用となり、現代では重要な野菜となっています。

漢名は蕃茄。


トマト【Tomato】
Lycopersicon esculentum ナス科トマト属

千葉県大原町で(1996年 7月)Photo by K.Iozawa

全草に特有な臭いがあり、葉は羽状複葉で互生し、葉の付け根に黄色の小さ い花が総状につく。

花冠は6〜8裂して反り返り、直径2cm ぐらい。
果実は径5〜10cm で赤、橙、黄などの種類がある。

直径2〜3cm のミニ トマトと称する品種があり、この方が栽培は容易。

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