「キュウリ」 (7月17日)


栄養学的にはあまり価値のない食品だそうですが、キュウリは夏の菜園の主役で す。
家庭菜園でも栽培が容易でたくさん収穫でき、イボイボの先が痛いくらいの 朝採りキュウリの味を覚えると病み付きになります。

朝露に濡れた冷たいのを齧 るのもいいし、さっと漬けた糠漬けもまた格別な味です。

たった数本の我が家の菜園でも、毎朝見回らないとたちまち棍棒のように大きく なってしまうのですが、キュウリは夜太ると言われており、前日の夕方、まだち ょっと小さいかなと思っていたのが、朝になるとちょうど食べごろになっていた りします。

キュウリ栽培の歴史は古く、日本でも200年ほど前の寛政年間には既に江戸で 食用に供されていたそうです。
胡瓜と書いてキュウリと読むのが一般的になって いますが、本来は黄瓜(キウリ)であるようです。

同属にシロウリ、マクワウリ、マスクメロンなどがありますが、マスクメロンが キュウリ属とは、ちょっと信じられませんね(^_^)。

英名はご存じ Cucumber です。


キュウリ【胡瓜】
Cucumis sativus ウリ科キュウリ属

千葉県大原町で(1996年 7月)Photo by K.Iozawa

インド原産の蔓性一年草。茎は長く伸びて地表を這い、または巻き髭で他物に からみつく。

全体に粗い毛が生えている。

葉は長い柄を持ち、葉身は掌状に 浅く裂け、長さ8〜15cm 。
縁には鋸歯があって全体にざらざらしている。

雌雄同株で、夏、葉腋に黄色の雄花・雌花を開く。
花冠は5裂して皺があり、 径3cm 内外。

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