「グンバイヒルガオ」 (7月26日)


八丈島に遊びに行ってきた知人が、ハマヒルガオが満開だったというので、ハマ ヒルガオにしてはちょっと時期が遅いなと、写真をみせていろいろ確かめてみた ら、どうやらグンバイヒルガオのようです。
同じように海岸を覆い尽くすように 咲き、よく似ているのでちょっと見には見分けがつきませんが、花の色が少し濃 いようです。

もともと熱帯植物で、ジャワ島の海岸などにたくさん生えていますが、日本では 四国・九州など暖地の海岸でみることができます。

厚くて光沢のある葉が、相撲の軍配そっくりなのでこの名がありますが、紅紫色 のアサガオ形の花が朝開いて午後には萎みます。
アサガオに似た果実ができます が、種子は褐色で短い毛が生えています。


グンバイヒルガオ【軍配昼顔】
Ipomoea pes-caprae ヒルガオ科サツマイモ属

鹿児島県西表島にて(1995年6月)Photo by S.Anesaki

熱帯・亜熱帯の海岸に広く分布する多年草。

強靱な茎が砂浜を長く伸びてよく 繁茂する。
葉は赤みを帯びた柄があり、不規則に互生。

夏から秋にかけて葉腋 から長い花柄を出し、アサガオに似た形の紅紫色の花を1〜5個開く。
花冠は 漏斗状で、開いた部分の直径は4〜5cm 。

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