「ヤマノイモ」 (7月29日)


ヤマノイモ(自然薯)は山菜として根強い人気があり、このあたりでも自然薯堀 りを生業の一部にしている人が結構いるみたいです。
うっかり藪に入ると薯を掘 った深い穴に足をとられて思わぬ怪我をしそうです。
掘るのはいいけど跡を埋め て行ってくれ〜と叫びたいところ(^_^;)。

今がヤマノイモの花期で、藪のあちこちに白い花が目立ちます。
ベテランは花の 時期に所在を確認しておいて秋に堀にくるようです。

花が終わると葉柄にムカゴができますが、これを集めて炊き込んだムカゴ飯もな かなかいけます。

雌雄別株で、雄花は花序が数本ずつ立ち上がりますが、雌花は垂れ下がって咲き ます。
果実には3枚の翼があり、これを鼻の頭にくっつけて遊んだ記憶をお持ち な方もおられるでしょう。


ヤマノイモ【山の芋】:
Dioscorea japonica ヤマノイモ科ヤマノイモ属

千葉県大原町で(1996年 7月)Photo by K.Iozawa

本州から沖縄までの各地に分布する蔓性の多年草。

葉は対生し、長さ5〜10cm の細長いハート形。

雌雄別株で、雄花序は立ち上がり、雌花序は垂れ 下がる。
花期は7〜8月。

地中に直下した長い肉質根をもち、この根は自然 薯と称して珍重される。

昨日 戻る 明日