「ニチニチソウ」 (8月2日)


ニチニチソウはニチニチカとも言い、毎日新しい花と咲き変わるところからつい た名であろうと思われます。
園芸上の名をビンカと呼ぶことがありますが、これ は昔の属名 Vinca に由来します。
もともと熱帯性なので日本では露地の越冬は できず、春蒔きの1年草として扱いますが、熱帯各地では至るところで繁茂し た野生がみられます。

紅紫色が普通ですが、白花種やまっ赤なものもあります。
スーパーの園芸品売り場に鉢植えがたくさん並んでいたので、またまた熱帯の 草原を思いだしました。

英名は Madagascar Periwikle で、インドネシア/マレーシアでは Tahi Ayam (タヒ アヤム)と呼びます。
直訳すると「鶏の糞」ですが、なぜこんな名がついて いるのかよくわかりません。


ニチニチソウ【日々草】
Lochnea rosea キョウチクトウ科ニチニチソウ属

シンガポール植物園で(1973年 7月)Photo by K.Iozawa

マダガズカル原産の多年草で東南アジア、南米に広く自生する。

草丈60 cm ぐらいになり、長さ2〜3cm の長卵形の葉が対生する。

葉の表面には 光沢があり、葉脈が目立つ。

花は長い筒形で先は大きく平に開いて深く5 裂し、直径2〜3cm になる。

昨日 戻る 明日