「サルスベリ」 (8月3日)


2、3日涼しい日が続きましたが、また真夏日が戻ってきました。

昨日・今日海辺はさぞ賑わっていることでしょう。サルスベリが満開です。
百日紅の別名もあるように紅色や淡紅色が基本ですが、白花種(for. alba)も あります。

幹の肌がつるつるしていて、猿も滑るというたとえからこの名がついたのは周知 のことですが、同じように樹皮が平滑なナツツバキ、ヒメシャラ、リョウブなど もサルスベリの異名を持っています。同じ発想なのでしょう。

庭木や街路樹に植えるほか、材は皮つきのまま床柱として珍重されます。


サルスベリ【猿滑】
Lagestroemia indica ミソハギ科サルスベリ属

千葉県大原町で(1987年 8月)Photo by K.Iozawa

中国南部原産の高さ3〜9m になる落葉高木で、日本には江戸時代以前に渡 来したといわれている。
幹の表面は赤褐色で平滑、こぶが多い。

葉は長さ3〜8cm の卵形または楕円形で柄はない。

7〜9月、枝先に直径 3〜4cm の花を多数開く。
花弁は6枚で匙形、皺が多い。

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