「オオバナサルスベリ」 (8月4日)


日本のサルスベリは花が小さいのですが、東南アジア各地にはオオバナサルスベ リという花の直径が6〜7cm もある大きな花が咲くサルスベリがあります。

庭木や街路樹によく植えられていますが、熱帯でも花期があり、5月頃と9月頃 の2回咲いて、一斉に開花したときは見事な眺めです。
咲き始めは淡紅色ですが、 のちに紫色に変わります。

材が硬く木目が美しいので、家具材や建築仕上げ材に使われます。
また腐食に強 く蟻がつかないので、船材や道路の舗装材(木煉瓦)にもよく使われています。

インドネシア/マレーシアでは Bungor または Bungur と言い、英名は Queen Crepe-myrtle と言います。
昨日書き落としましたが、サルスベリは Crepe-myrtle です。


オオバナサルスベリ【大花猿滑】
Lagerstroemia speciosa ミソハギ科サルスベリ属

インドネシア西ジャワで(1974年10月)Photo by K.Iozawa

東南アジア原産の半落葉高木で樹高20m ぐらいになる。

葉は卵状楕円形で濃 緑色革質長さ15〜20cm 。

大型の花が円錐花序につく。
匙形で皺の多い花 弁が6個あり、はじめ淡紅色で後に紫色に変わる。

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