「シクンシ」 (8月6日)


真夏になると花屋さんの店先に熱帯植物を見かけるようになります。
今日も町の花屋さんで、シクンシを見ました。

漢字では「使君子」または「四君子」と書きますが、この名前の由来は知りませ ん。
インド、ジャワ、マレー、ビルマなどに野生または栽培される蔓性の植物で、 熱帯各地で垣根などに這わせているのをよく見掛けます。
枝の先に房状に花をつ け、細長い萼の先に5弁花を開きますが、朝の開き始めは白色で午後には赤くな ります。

果実はニコチン中毒の中和剤になるそうですし、回虫駆除薬としても知られてい ます。

英名は Rangoon Creeper 。


シクンシ【使君子:四君子】
Quisqualis indica シクンシ科シクンシ属

マレーシア、クアラルンプールで(1981年 2月)Photo by K.Iozawa

熱帯アジアに分布する常緑蔓性木本。

葉は長さ10cm 内外の楕円形で対生。

枝の先に穂状花序をつくり、芳香のある直径2cm 内外の5弁花が下垂する。
萼は筒状で長く花柄のように見える。

果実は長さ1cm あまりの紡錘形で中に 10個ほどの種子がある。
若い葉は食べられる。

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