「アサガオ」 (8月9日)


朝顔は昔から日本人に好まれて来た草花で、今でも朝顔観賞は盛んに行われてお り、東京・入谷の朝顔市は有名ですが、入谷は昔朝顔栽培の本場だったのだそう です。

アサガオは短日植物(日が短くなると花芽ができる植物)として有名で、夏にな らないと花芽が形成されません。
その性質を利用して、植物の開花と日照時間の 関係を調べる材料によく使われます。
また、アサガオは空気中のオキシダントに 弱い性質があり、品種によっては葉に顕著な反応が現れるので、手軽な大気汚染 の測定法としても利用されています。

アサガオ属はもともと東南アジアの原産で、熱帯・亜熱帯に約60種が分布して いるといわれています。
栽培種は豊富な花色が作りだされていますが、熱帯のア サガオは青系統が多いようです。

アサガオの種子を漢方では牽牛子(ケンゴシ)といって下剤に使いますが、大変強い 薬だそうです。
間違ってもお子さんの口に入れないように(^_^)。

芋はできませんが、サツマイモ属です。英名は Morning Glory 。


アサガオ【朝顔】
Ipomoea nil ヒルガオ科サツマイモ属

東京都江東区清澄庭園で(1973年 7月)Photo by K.Iozawa

日本には奈良時代に渡来したといわれている蔓性一年草。

江戸時代に改良が 進み、現在のような多品種が生まれた。

蔓は左巻きに支柱を巻いて登り、矛 形の葉を互生する。

夏から初秋にかけ、早朝に葉腋から1個の花を開く。
花 は大きく口を開いた漏斗形で、直径10〜20cm 。

花の色は豊富。

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