「サルビア」 (8月11日)


サルビアは本来夏から秋にかけての花ですが、最近は5月ごろから苗が出回るよ うになったので、更に長い期間花を楽しむことができるようになりました。

花が落ちても、同じように真っ赤な萼がいつまでも残るので、夏期が長いように 見えるのです。

花の色も基本的な鮮紅色のほか、紫色、ピンク、白なども現れて多彩になって来 ました。
サルビアにはいろいろな種類があり、ハーブのセージもサルビアの仲間 です。
サルビアとは「無病息災」の意味で、本来薬用植物であったものが、鑑賞 用やハーブに用途が変わってきたもののようです。

鑑賞用のサルビアは和名をヒゴロモソウ【緋衣草】と言い、明治初年に渡来した ものだそうです。


サルビア【Salvia】
Salvia splendens シソ科アキギリ属

ブラジル原産の多年草。
寒さに弱いため、日本で栽培されるときは春蒔きの 1年草として扱われるのが普通。

草丈は40cm ぐらい、葉は濃緑色で表面 に艶があり、互生する。

夏から秋にかけて枝先に緋紅色の唇形花を多数つ ける。
花冠も萼も同じ緋紅色で、花が落ちても萼は長く残る。

昨日 戻る 明日