「タカサゴユリ」 (8月19日)


数年前、それまで町主体の企業体で経営していた牧場が廃止され跡地が公園に開 発されるという話を聞いたので、たくさん自生していたタカサゴユリを数本我が 家に移植したんです。
今年も蕾が膨らんで間もなく咲くなと思っていたら、今朝 雨戸を開けたとき開花を発見しました(^_^)。

タカサゴユリはその名でもわかるように台湾の野生百合です。
日本には大正時代 に入って来て、切り花用に広く栽培されていましたが、種が飛び散って容易に発 芽する性質から、日本でも野生化したものが増えているようです。

テッポウユリに似た、首の細長い大きな花を咲かせますが、残念ながら匂いは薄 く、夕方になってほのかに匂う程度です。でも、上品な匂い。

英名は Formosa Lily 。Formosa は台湾のことです。


タカサゴユリ【高砂百合】
Lilium formosanum ユリ科ユリ属

千葉県大原町で(1996年 8月)Photo by K.Iozawa

高さは1m 以上になり、細長い葉を多数互生する。

8月ごろ、長さ15〜 20cm の細長いラッパ形の花が咲く。
先端は内花被3枚と外花被3枚に分 かれて反り返るが、首の部分は筒形に合着し、内面は乳白色で外面は紫褐 色を帯びている。

球根は黄色で直径5cm ぐらいになる。

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