「カワラケツメイ」 (8月31日)


カワラケツメイは日当たりのよい河原や道端などに生える多年草です。

ケツメイ (決明)は薬用植物として栽培されるエビスグサの漢名ですが、これによく似て いるということと、その成育場所から「河原決明」という名がついたものと思わ れます。
マメ科には蝶形花が多いのですが、このカワラケツメイ属の花は蝶形花 になりません。

カワラケツメイ属は大きなグループで、世界に約450種もあり、 ハブ茶のハブソウ、下剤で有名なセンナなども同じ仲間です。


カワラケツメイ【河原決明】
Cassia mimosoides ssp. nomame マメ科カワラケツメイ属

本州、四国、九州の日当たりのよい河原など砂地の草原に多い1年草。
朝鮮半島と中国の一部にも分布する。

茎は根本からよく分岐して拡がり細かい白毛がある。
葉は15〜30対の偶 数羽状複葉で、長さ3〜7cm 、小葉は小さい。

8〜10月、茎の上部の葉腋に1個または2個の黄色い花がつく。
直径約6 mm、花弁は5枚で倒卵形。

果実は偏平で細長い莢になり、長さ3〜4cm 、 熟すと黒くなり、黒褐色の4角形の種子が10個ほど入っている。

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