「サギゴケ」 (9月5日)


秋になって春や夏の花をみると、咲き残りか返り咲きか判断に迷いますが、道端 でサギゴケをみつけました。
それも花の白い本当のサギゴケです。

本来は白花なんですが、紫色を帯びたムラサキサギゴケがやたらに増えて、本来 の白花は殆ど見掛けなくなりました。
絶滅危惧種に準ずるのかも知れません。

誰の眼にも止まらず、関心も示されないまま、踏み潰されてしまうのでしょうが、 来年また白い花が咲くでしょうか。
ちゃんと目印だけはして置きましたが・・・・・・。


サギゴケ【鷺苔】
Mazus miquelii ゴマノハグサ科サギコケ属

千葉県大原町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

北海道南部から九州までに分布し、田の畦や畑に多い多年草。

茎は短く、葉は 根際から群生し、その間から5〜10cm の花茎を延ばして疎らに花をつける。

花冠は白色で長さ1.5〜2cm、上下の2唇に分かれている。
花冠が紫色をしているものをムラサキサギゴケと言い、近年この方が多くなっ た。

花が終わると匍匐枝をだして増える。
根本の葉は長さ4〜7cm 、幅1〜1.5 cm で縁には不揃いの鋸歯がある。

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