「オオケタデ」 (9月11日)


子どものままごとの材料に使われるアカマンマ(アカノママ、イヌタデ)はよく 知られている野草ですが、アカマンマをひとまわり大きくしたような草がオオイ ヌタデ、更に巨大化したものがこのオオケタデです。

江戸時代から鑑賞用として栽培されてきましたが、いまでは庭先に植えられてい るのをたまに見かけるぐらいで、むしろ道端や荒れ地などに野生化しているもの の方が目につきます。
垂れた花穂の長さは5〜12cm ぐらいで、淡紅色の小さい 花が密についています。


オオケタデ【大毛蓼】
Polygonum orientale タデ科タデ属

千葉県大原町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

アジア原産の1年草で高さは1〜2m 。

茎は太く直立して多数の枝を出し、 葉とともに毛が密生している。
長い柄のある葉が互生し、葉身は卵形又は卵 状心臓形で先端は尖り、大きなものでは長さ25cm 、幅15cm もある。

秋に茎の先が細い枝に分かれて長い花穂をつけて垂れさがる。
花は淡紅色で5裂した萼があり、花弁を持たない。
1個の花は長さ3〜4mm ぐらい。

昨日 戻る 明日