「ハナトラノオ」 (9月15日)


図鑑などによればハナトラノオは初夏から開花し始め、旧のお盆の頃が最盛期と とありますが、我が家のは数日前からやっと咲き始めたところです。

茎が四角いのでカクトラノオとも呼ばれ、花屋さんでは「角虎」と呼びならわし ているようですが、属名のフィソステギアも呼び名として使われています。

丈夫な多年草なので花壇に植えればどんどん増えますし、切り花にしても水揚げ がよくて長持ちしますので、人気のある草花です。

トラノオという植物はほかにもあって、観葉植物のトラノオ(サンセベリア)や トラノオシダというシダ類がよく知られていますが、いずれもこのハナトラノオ とは関係ありません。


ハナトラノオ【花虎尾】
Physostegia virginiana シソ科ハナトラノオ属

千葉県大原町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

アメリカ原産の多年草で日本には大正年間に渡来。
花壇に植え込み、あるい は切り花として栽培する多年草で、高さ60〜120cm になる。

茎は四角形で溝 があり、殆ど分岐せずに直立する。対生する細長い葉は、一段づつ90°回 転するので、4角の茎の真上から見ると、整然とした十字形に見える。

初夏から初秋にかけて茎の先に長さ10〜20cm の花穂がつき、淡紅紫色の 唇形花が下から順に咲き上がる。

紅花種、白花種もある。

昨日 戻る 明日