「コリウス」 (9月17日)


花の少ない夏を彩る観葉植物です。
日本でコリウスと言えばたいていフリンジミ ックス、和名キンランジソ(金襴紫蘇)またはニシキジソ(錦紫蘇)という品種 を指すようですが、原産地のジャワ島には多くの品種があって、黄緑一色のもの、 黄色に赤の斑点、暗赤色、赤褐色、葉の切れ込みの深いもの、などが家々の庭を 飾っています。

本来多年草ですが、低温に弱いので日本では露地での越冬は難しく、ポットに移 して室内で越冬させるか、または春蒔きの1年草として取扱います。

結実させると葉の色が悪くなるので、こまめに花を摘みます。


コリウス【Coleus】
Coleus blumei シソ科コレウス属

千葉県大原町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

ジャワ島原産といわれている多年草。
英国で改良され、日本には明治中頃に 渡来して観葉植物として花壇や鉢植えに栽培されて来た。

草丈40〜60cm になり、茎は四角で柄のある美しい色の葉が互生する。

葉 は長さ7〜8cm の先の尖った卵形で、全面に皺があり、縁には粗い鋸歯があ る。

夏、茎の先端に細長い穂状花序をつけ、淡紫色の小さい唇形花を多数開く。

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