「リンドウ」 (9月26日)


日本の秋を代表する花の一つです。

リンドウは荒涼とした山野に秋の終わりまで咲き、その姿は男性的なんだそうで すが、○○リンドウという名の植物がたくさんありますね。
ちょっと思いついた でけでも、ホソバリンドウ、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、エゾリンドウ、 フデリンドウ、アサマリンドウ、ハルリンドウなど。

アサマリンドウは浅間ではなく朝熊です。伊勢市の東にある朝熊山(アサマヤマ)の 名がついたもので、この地方に多い種類なのでしょうか。

根茎を乾燥したものは漢方薬の竜胆(リュウタン)で、健胃薬として使われます。


リンドウ【竜胆】
Gentiana scabra var. buergeri リンドウ科リンドウ属

青森県八幡平で(1978年 9月)Photo by K.Iozawa

本州・四国・九州の山地や丘陵地に生える多年草で、大きいものでは高さが 70〜80cm にもなる。

対生する葉は長さ6〜8cm ぐらいで先は尖り、縦に平 行な3本の葉脈が目立つ。
秋、茎の頂き、あるいは上部の葉腋に紫色の花をつ け、頂部のものは5〜6輪かたまってつく。

花は釣り鐘型で、先は5裂してお り、日が当たると開き、翳るとつぼむ性質がある。

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