「フウセントウワタ」 (9月27日)


知り合いお宅から「珍しい花が咲いたのだけど、何だかわからないので教えて」 という要請があり、早速行ってみたらフウセントウワタでした。
フウセンガズラ はよくみかけますが、このフウセントウワタは割と珍しい花ですね。
植木屋さん にもらったときは名前を教わったのだけど忘れてしまって…ということでした。

太い毛のはえた丸い実がなりますが、これが段々ふくらんで直径5〜6cm ぐらい の風船状になります。
熟すと割れて、中から綿のような白い毛に包まれた黒い種 が出ます。花よりも風船のような実を鑑賞する草ですね。

南アフリカ原産の熱帯性植物で、東南アジア各地ではよくみかけました。
日本で は越冬できませんので、春蒔きの1年草として扱います。


フウセントウワタ【風船唐綿】
Gomphocarpus fruticosus ガガイモ科フウセントウワタ属

千葉県大原町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

高さ1m ぐらいになる低木。
やや軟質なので多年草として扱う場合もある。

柳の葉にに似た長さ10cm 、巾1cm ぐらいの細長い葉が対生し、枝を切る と白い乳液を分泌する。

晩夏から秋にかけて葉腋から花柄を延ばし、白い花 を数個咲かせる。

昨日 戻る 明日