「キバナコスモス」 (10月8日)


葉の切れ込みがコスモスより少し粗くて、まっ黄色な花の咲くキバナコスモスと いう種類があります。
これは普通のコスモスとは別種なのですが、最近は普通の コスモスにも黄色の品種(イエローガーデン種)ができて紛らわしくなりました。

コスモスもキバナコスモスも園芸種として栽培されることが多いのですが、どち らにも野生のものがあり、コスモスは標高の高い高原を好んで自生するのに対し、 キバナコスモスはそれよりやや標高の低い原野に成育します。

園芸種のキバナコ スモスは文字通り黄色い花が咲くのですが、野生のものはオレンジ色が多いよう です。
また園芸種のキバナコスモスには赤い花の咲く品種もあって、サンセット という赤花品種は日本で作られた世界的名品です。


キバナコスモス【黄花コスモス】
Cosmos sulphureus キク科コスモス属

千葉県大原町で(1996年10月)Photo by K.Iozawa

メキシコ原産の1年草で、夏花壇の花として普及している。

普通は一重咲き で短日性を示すが、園芸種では八重咲きのものもあり、短日性が失われて晩 春から咲き始めるものもある。

草丈30〜40cm 、葉は披針形または羽状 に深裂するがコスモスよりは裂けかたが粗い。

夏から秋にかけて径4〜5cm の黄色い頭状花を多数開く。

昨日 戻る 明日