「シロバナマンジュシャゲ」 (10月10日)


マンジュシャゲの季節はとうに終わりましたが、あとを追うようにして白花のマ ンジュシャゲがいま咲いています。

種小名がアルビフロラとつけられているのでアルビノ(白子)であるのかも知れ ませんが、ヒガンバナとショウキラン(Lycoris aurea)との雑種でろうとも言 われています。

性質は普通のヒガンバナと同じですが、花弁の反り返りがやや少 ないのが特徴です。
葉の色はヒガンバナよりやや淡い黄緑色です。

シロバナといっても純白のものは少なく、やや黄色みを帯びているものや淡紅色 を帯びているものが多いようです。


シロバナマンジュシャゲ【白花曼珠沙華】
Lycoris albiflora ヒガンバナ科ヒガンバナ属

千葉県大多喜町で(1996年 9月)Photo by K.Iozawa

九州から朝鮮半島にかけて分布する多年草で、鑑賞用に各地で栽培もされて いる。

地下の鱗茎はラッキョウ形で黒褐色、短径4cm ぐらい。

葉は秋に出て 1〜2月ごろ最も茂り、線形で柔らかく淡緑色。
春に枯れて秋10月ご ろ花茎を伸ばし、先端に横向きに10個ぐらいの花を開く。

花はヒガンバナ に似て、同じく果実はできない。

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