「ホトトギス」 (10月13日)


もともと山地に生える野草であったホトトギスですが、山野草ブームのせいか、 いまでは野生のものは殆どみられなくなり、代わりに花やさんで切り花や鉢植え が売られています。

その模様が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているところからこの名がついたもの でしょう。

ヤマホトギスなどの近縁種が数種あり、黄花種(キバナノホトトギス)や白花種 (シロバナホトトギス)もあります。


ホトトギス【杜鵑】
Tricyrtis hirta ユリ科ホトトギス属

千葉県御宿町で(1994年10月)Photo by K.Iozawa

山地に生える多年草で、主に関東以西、台湾に分布している。

茎は葉には毛 が多く、高さ50〜60cm ぐらいが普通。葉の元は茎を抱くように囲っている。

秋、葉の つけねに直径3cm ぐらいの花が上向きに咲く。
花被は6個で白色、花全体に 紫色の斑点が散らばっている。

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