「コバノセンナ」 (10月16日)


下剤で有名なセンナ(Cassia aculifolia)はナイルの流域で栽培されますが、 チンネベリセンナ(Cassia angustifolia)という種類はインドセンナまたはホ ソバセンナとも言われ、東洋のセンナとしてインドで栽培されています。

いずれも日本では育たないのですが、近縁のコバノセンナは日本でも九州南部や 沖縄では露地で栽培できます。
鹿児島で道路のグリーンベルトに植えてあるのを 見たことがありますが、南房総でも太海フラワーセンターや南房パラダイスで見 られます。

センナはラテン語の sena からきているようですが、意味は知りませ ん。コバは小葉でしょうね。

モク(木)センナという呼び名もあってコバノセンナの別名とされていますが、 学者によっては別種として扱い、モクセンナを Cassia surattensis として分類 してある文献もあります。


コバノセンナ(モクセンナ)
Cassia coluteoides マメ科カワラケツメイ属

千葉県鴨川市で(1994年10月)Photo by K.Iozawa

熱帯アメリカ原産の落葉低木で高さ1〜2m になり、枝はやや蔓性を帯びる。

葉は偶数羽状複葉で小葉は4〜5対、小葉の長さ約3cm 。

10月ごろ枝先に 直径3〜4cm の黄色い5弁花を4〜10個つける。

昨日 戻る 明日