「ツワブキ」 (10月19日)


花が少なくなる時期、鮮やかな黄色の花が海岸に近い林を彩ります。

フキに似て いて葉に艶があるところからツヤブキ(艶蕗)の名が生まれ、これが訛ってツワ ブキになったと言われています。

本州(福島県以西、石川県以西)から九州・沖 縄にかけての海岸に自生が見られますが、庭などに鑑賞用としてに植えられるこ ともあり、葉に斑の入った園芸種などもできています。

葉は腫物・湿疹などの薬用となり、葉柄はフキと同じように食べられます。


ツワブキ【石蕗】
Farfugium japonicum キク科ツワブキ属

千葉県大原町で(1994年10月)Photo by K.Iozawa

海岸の岩の上や松林などに生える多年草。

葉は直径10〜30cm の円形で厚 く、表面に光沢があり、長さ10〜40cm の長い柄がある。

10月ごろ根生葉の間から高さ30〜70cm の花茎を伸ばし、黄色の頭花を 多数つける。

頭花は直径4〜6cm 中心の管状花群を外周一列の舌状花が取り 巻く。

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