「チャ」 (10月23日)


庭にお茶の木が10本ほど植わっています。
先住の人が植えたものらしいので すが、切るのももったいないのでそのままにしてあるのです。
そのお茶の木の花もそろそろ終わりです。 インドにアッサムチャ:Camellia sinennsis var. assamica という変種があり、 インド、セイロン、ジャワなどに産する紅茶の葉は、主としてこのアッサムチャ またはこれとチャとの雑種が使われます。

緑茶、紅茶、ウーロン茶はみなチャまたはアッサムチャを原料としますが、摘ん だ若葉をそのまま蒸して乾燥したものが緑茶、葉を醗酵させてから蒸して乾燥し たものが紅茶、半ば醗酵させてから加工したものがウーロン茶です。

日本での茶の栽培は比較的新しく、臨済宗開祖の僧、英西(エイサイ)が宋の国から種 を運んで栽培を始めたのは鎌倉時代の初め。
それまで日本人はお茶など飲んでいな かったのでしょうか。


チャ【茶】
Camellia sinensis ツバキ科ツバキ属

千葉県大原町で(1996年10月)Photo by K.Iozawa

東南アジア、中国、日本にひろく分布する常緑低木で、普通は飲用の茶葉を とるために茶畑に栽培される。
畑では高さ1m ぐらいに仕立てるが、放置す ると5m ぐらいに育つ。

葉は互生して長さ3〜10cm の長楕円形、表面に光 沢があって縁には鋸歯があり、葉脈はへこんでいる。

10〜11月、葉のつけねに直径2〜3cm の白い五弁花を咲かせる。

花弁は 丸く、蕾も球形。先の黄色い雄しべ多数。

果実は直径2cm ほどの球形で、長 い時間をかけて1年後の翌年秋から冬にかけて熟し、三つに裂ける。

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