「アフリカキンセンカ」 (10月27日)


ディモルフォセカ(属名の英語よみ)またはディモルフォテカ(属名のラテンよ み)の園芸名で出回っているキク科の花、和名をアフリカキンセンカといいます。
晩春から秋の終わりまで、長い期間花壇の一隅を独占していたこの花も、そろそ ろ花が終わります。

本来ディモルフォセカというのは早春から咲き始める黄色またはオレンジ色の sinuata 種のことをいったので、アフリカキンセンカの和名もこの花色からつけ られたものと思います。

その後少し花期の遅い fruticosum 種が花色の豊富なことから流行り出し、いま では両種ともディモルフォセカの名で通っています。
ワックスをかけたような、 ちょっと造花を思わせる派手な花です。

fruticosum 種の花色は白、黄色、ピンク、赤、赤紫など多彩です。


ディモルフォセカ
Dimorphotheca fruticosum キク科ディモルフォテカ属

千葉県大原町で(1996年10月)Photo by K.Iozawa

南アフリカ原産の多年草で、日本には昭和45年ごろ渡来した。
普通鑑賞用と して温室で栽培されるが、暖地では露地栽培も可能。

高さ20cm ぐらいで よく分岐し、対生する葉は披針形でやや厚く、縁に鋸歯がある。

直径4cm ほどの頭花は外周の舌状花と中心部の管状花とからなり、管状花 は黄色が普通。

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