「マンジュギク」 (10月28日)


コウオウソウ【紅黄草】、クジャヤクソウ【孔雀草】などの別名もありますが、 これらの和名よりもフレンチ・マリーゴールドという園芸名の方が通りがいい でしょう。

近縁にアフリカン・マリーゴールド(センジュギク【千寿菊】)があ りますが、いずれもフランスやアフリカ生まれではなく、原産地はともにメキシ コです。フレンチの名はこの草花がメキシコからフランスに渡って改良された後、 世界に拡がったためにこの名がつけられたもののようです。

葉に異臭があるので嫌われることもあるようですが、ゼラニュウムとおなじこと で、私は悪臭だとは思ってません。

南房総には、菜の花街道と銘打って道端に菜の花を咲かせる街道がよくあります が、そういう道で菜の花が終わると植えられるのが、花期の長いマリーゴールド です。
でも咲き残れる秋のマリーゴールドもそろそろ終わりですね。


マンジュギク【万寿菊】
Tagetes patula キク科マンジュギク属

千葉県大原町で(1996年10月)Photo by K.Iozawa

メキシコ原産の1年草で鑑賞用に栽培され、花壇に植えられることが多い。

高さ30〜60cm で多数分岐し、葉は羽状複葉で互生または対生する。

花は春と秋によく咲き、外側に舌状花、中心に管状花がある。
管状花もよ く発達して多弁のようにみえるものもある。

色は紅色を交えた黄色が基本 であるが、変化に富んでいる。

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