「ビルマネム」 (11月5日)


熱帯アジアやオーストラリアに広く分布するネムノキで、日本のネムノキによく 似ていますが、花は黄緑色です。

材が黄褐色で濃淡の縞があり、ウォルナットに似ているので建築の内装材や家具 材によく使われますが、木目にそって割れやすいのが欠点です。

このほか樹皮を染料に、種子を薬用に、葉を飼料にするなど用途の広い樹木です。 江東区夢の島の熱帯植物館にもこの木が植わっていました。


ビルマネム【ビルマ合歓】
Albizia lebbeck マメ科ネムノキ属

インドネシア、ジャカルタ市で(1978年 2月)Photo by K.Iozawa

高さ15m ぐらいになる高木で、樹形は形よく傘状に拡がる。

葉は2回羽状 複葉で羽状片は4〜10、小葉は10〜20対。
小葉は長さ4cm ぐらいの 長円形で左右の大きさがやや均衡を欠く。

葉腋に球状の頭状花を3〜4個つける。
花の色は黄緑色。
豆果の莢は長さ10 〜30cm で偏平。

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