「フイリソシンカ」 (11月12日)


バウヒニアの最後は一番派手な花です。

アカバナソシンカによく似ていますが、全体に花が大型で直径10cm ほどにな り、上側の一枚の花弁の濃赤色の斑と赤い脈がよく目立ちます。

落葉樹で1年に1度葉を落としますが、若葉が開く前に花が満開になるのでよく 目立つ華麗な花木です。
白色の花弁に緑色の脈がはいる変種もあります。

若葉、蕾、未熟の莢を食用にするほか、樹皮からタンニンを採り、また樹皮は褐 色の染料になります。


フイリソシンカ 
Bauhinia variegata マメ科バウヒニア属

インドネシア、ジャカルタ市内で(1975年 6月)Photo by K.Iozawa

インド・中国南部・東南アジア一帯に分布する落葉小高木で、樹高5〜8m 。

葉は長さと巾がほぼ同じで葉長の半分ほどに深く2裂している。

花弁はやや 巾広く紅紫色か淡紅紫色が普通。

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