「ホウオウカンボク」 (11月13日)


漢字表記では「鳳凰冠木」と書きます。

なんか大袈裟な名前ですが、半日陰を好 んで育ちますのであまり目立つ花ではありません。
紅い花が直径15〜20cm の 球状に集まって咲き、長い雄しべが突き出すので、全開したときは大きなピンク ッションのように見えます。
普通は葉腋に数個集まって咲くのですが、葉に関係 なく幹からいきなり花がついている場合もあります。

あとからあとから咲いては実になるので、1本の木に蕾と花と実が同居している 姿がよく見られます。

属名の Brownea はジャマイカのナチュラリスト、Dr.Patrick Brownea の名を冠し たものだそうです。


ホウオウカンボク【鳳凰冠木】
Brownea grandiceps マメ科ブロウネア属

インドネシア、ボゴール植物園で(1982年 6月)Photo by K.Iozawa

ベネズエラ原産と言われている常緑低木で樹高3〜5m 。

葉は羽状複葉で小 葉は6〜8対あり、長楕円形で長さ12〜15cm 。

葉先は尖っていて裏面 は白っぽく、若葉は下垂する。

花は腋生または幹生で球形房状、樺紅色。

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