「オオゴチョウ」 (11月14日)


英名をピーコック・フラワー、インドネシア名をクミス・クチン(猫の髭)とい います。
花の形は孔雀とも胡蝶ともとれますが、長い雄しべはまさに猫の髭です。
ところがこのクミス・クチンという名で呼ばれる植物はほかにもたくさんあって、 雄しべのながく突き出た花はみなクミス・クチンにされてしまうようです(^_^)。

インドネシアではごくポピュラーな花で、ちょっとした庭のある家には大抵植えて あります。
殆ど一年中花がつぎからつぎへと咲き、蕾と花と実が同居しているのが 普通です。
豆果はちょうど莢豌豆ぐらいの大きさで、形もよく似ています。


オオゴチョウ【黄胡蝶】
Caesalpinia pulcherrima マメ科ジャケツイバラ属

インドネシア、バンドン市郊外で(1975年 6月)Photo by K.Iozawa

南米原産の小低木で、熱帯各地で鑑賞用に栽培されている。

樹高2〜3m でよく枝分かれし、葉は2回羽状複葉で羽状片は6〜8対、小葉は10〜 16対あって長さ10mm ほどの楕円形。

花は枝頂に円錐花序につき、1個 の花は直径3〜4cm の5弁花で下部の花弁1枚は小さい。
雄しべは長く突 き出して上向きに湾曲している。

花弁の色は黄、赤、オレンジ、赤覆輪の黄 色など。

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